アンドレア・モティス〜現代のチェットベイカー〜
こんにちは
今世間では鬼滅の刃の劇場版がすごい人気ですよね!自分も遅ばせながら父親と見てきました!詳細はネタバレになってしまうためお話しできませんがすごく良い映画で、最後のシーンでは目から涙がこぼれそうになるほどでした🔥(今まで映画で泣いたことは一度もなかった^^;)
さて、今回紹介するミュージシャンは
女版チェットベイカーこと、
アンドレア・モティスさんです。
前回の記事でも少し触れさせていただきましたがより詳しく紹介します!
heiyou2122123255.hatenablog.com
彼女の経歴
1995年スペインのバルセロナに生まれ、7歳の時にトランペットを始めました。
10歳の頃にはサンアンドリュー市立音楽学校で
ジャズベーシストのジョアンチャモロ(下写真)に従事しジャズを学びました。
(この人ベースだけじゃなくバリトンサックスもやってたり、ビッグバンドのリーダーもやってたりと中々凄いなと思いました、、、)
彼女は19歳まで同学校のビッグバンドサンアンドリュージャズバンドの一員でした。
ちなみにサンアンドリュージャズバンドとは2006年に設立された7歳〜20歳までの青少年が参加するビッグバンドであり、バンドリーダーは先ほどのジョアンチャモロです。
2010年の写真です。
比較的新しいバンドながらも、幅広い世代の演奏者をメンバーに据えスペイン北東部の地中海に面すカタルーニャ州を始め、近隣の数多くの祭りやコンサートで演奏してきた実績があるようです。
また、ビッグバンドでリードトランペット(コンサートマスター)として実力を発揮し、さらには所属している間に8つのレコーディングを行ったそうです。
10代でありながらその成長には目を見張るものがあったようですね😳
チェットベイカーの再来?!
さて、これが今回の本題です。ブログ名にもあるように女性版チェットベイカーとありますが
具体的にご説明します。
始めにチェットベイカーはどのような人物であったか簡単に説明します。
チェットベイカー(Chet Baker)(1929~1988)
生まれ
(チャーリーパーカーの出身地カンザス州と近いのもパーカーと親しくなった理由なのかも?:後述)
彼のスタイル
クールジャズ特有の音数の抑えた繊細な音使いはもちろん
彼自身ボーカリストとしても活躍しており、ボーカルと楽器演奏の両方をこなすプレイヤーとして活躍していました。
加えて、その甘いマスクから女性人気も高く、一時はあのマイルスデイビスよりも人気があったそうです。
彼が演奏している曲
”I'll Remember April”
〜4月の思い出〜
下はボーカルとトランペットの両方演奏しています。
”But Not For Me”
〜でも、僕は彼女に見合ってない〜
彼の評価
彼はジャズの歴史において
ビバップ期の後に西海岸で台頭したクールジャズを代表するプレイヤーの一人であり
その実力はあのチャーリーパーカーも認めるところでした。
実際、チェットベイカーが麻薬に手を染めないよう、薬物関係で苦労したチャーリーパーカーが周囲の誘惑から年下のチェットを守っていたというエピソードもあるようです。
(結果的には麻薬の中毒となってしまい一時演奏の舞台からは退くことになりましたが。)
実はアンドレアモティスもジャズトランペットだけでなくボーカルもこなす才能の持ち主なのです!
その上、容姿の端整さも合間ってチェットベイカーと引き合いに出されるようです。
アンドレアモティスの演奏している曲
彼女がリーダーとしてレコーディングしたもの
He’s Funny That Way
〜彼は面白い人〜
本曲が収録されているアルバム↓
恩師チャモロのグループで演奏したもの
Someday My prince Will Come
〜いつか王子様が〜
On The Sunny Side Of The Street
〜明るい表通りで〜
PRESENTA ANDREA MOTIS FEAT. BOBBY GORDON
- アーティスト:ANDREA MOTIS,JOAN CHAMORRO,BOBBY GORDON
- 発売日: 2012/11/26
- メディア: CD
感想
いかがでしたでしょうか?僕自身調べる中で、色んな年齢層の方が参加しているビッグバンドというのに驚きましたし、またジャズを若い世代の方達がこんなに真剣に演奏されていることに感動しました。今まで、現在活躍されているジャズミュージシャンの方はあまり紹介してきませんでしたが、これからはもう少し積極的に取り上げられればと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
ジャズを少しでも身近に感じていただければ幸いです!
それでは!