A LIFE IN JAZZ|第二章|一度きりの人生を豊かに過ごす秘訣

音楽の紹介やその雑学、読書、生活知としての哲学、など幅広く書いています。

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ジャズに学ぶ〜現代に必要な生きる力〜

夏休みもいよいよ終盤に差し掛かかり暑さも少しずつ落ち着いてきました。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今回のテーマは

ジャズに学ぶ〜現代に必要な生きる力〜ということで

そのためにはまず、ジャズの本質であるセッションについて簡単に説明します。

 セッションについて

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1940年の初めミントンズプレイハウスというあるジャズクラブ 

閉店後、ジャズプレイヤーたちが集まって

ある種実験的な即興演奏をはじめたのが

セッションの起源と言われています。

ジャムセッションとも呼ばれるが本記事ではセッションで統一する)

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4b/Minton%27s_Playhouse.jpg 

その当時のセッションの特徴としては大きく

初めての人と練習なしでいきなり演奏する。

何も見ずに、アドリブを演奏する。

の2つでした。

また、その頃はコード*1という概念もなかっため、今以上に高い能力が求められました。

きっと、刺激的で、創造的な空間だったに違いありません。

ここで育った若いジャズミュージシャンの多くは、

ビバップという新しいジャズのスタイルの代表として名をはせていくことになります。

さてセッションの歴史についてはこのあたりにして、

ジャズ(=セッション)の要素について見ていきましょう!

能動性

ジャズを演奏するにあたって必要な能力1つ目は能動性になります。 

ジャズでは楽譜通りに忠実に演奏することもちろん大切ですが。

(もちろん人によってその基準は違うのですが)

それ以上に

楽譜に書かれていないことを、いかに意図的に演奏できるか

が求められます。

例えるなら、楽譜はあくまで建物自体の設計図であり

そこにどんなお店を入れるのか、外装は何色にしようか、などは

プレイヤーの個性によって変わってくるようなイメージです。

気をつけたいのは、だからと言って好き勝手に演奏していいというわけではない

ということです。

アドリブは無茶苦茶に弾いているわけてはなく、ある制約のもとで自由なサウンド

作り出しているわけです。 

これはまた、アドリブの時にだけには限りません、特にバックの楽器*2

は、どうしたらフロントの楽器を映えさせることができるか考えてプレイします。

これについては協調性で具体的にお話しします。

 

さて、 このようにジャズでは自発的な演奏が求められます。

毎回、同じ演奏になってしまうのは退屈だ、という考えから生じるのかもしれません

面白いのは、同じ曲も演奏するバンドが違うだけで、当然アドリブも、そして

曲の雰囲気をガラッと変えてしまえることですね。

ここから能動性が特に求められる音楽と言えるのではないでしょうか。

   

即興性

2つ目のポイントとしては即興性です。

 アドリブというのは先ほどの能動性でも少し出てきましたが、

これが一番メインの即興性にあたります。

また、アドリブだけでなく

初めてあった人と、練習せずにいきなり曲を演奏する。

という点もある意味で即興性と言えるでしょう。

またジャズでは、暗黙のルールとして

セッションを始めたら、どんなにグダグダでも最後までやりきる

というのがあり、例えばロストをして、演奏が止まってしまった

初心者のために代わりにアドリブを演奏したり、もう一度頭からスタート

というサインもあったりします。

このように、

場の空気を読んで臨機応変に対応し、指示を出す力も

ジャズには必要です。

   

 

 

協調性

初対面だからこそ、お互いになにも知らないからこそ、ある程度

思いやりのある演奏を心がける必要があります。

僕は主にピアノを担当しているので、その目線からお話させていただくと

 

例えば 

・ベースソロの時はバッキング*3のルートを抜いたものを引く

・アドリブの人がロスト*4したら

曲の変化がわかりやすいよう意識してバッキングしたり、メロディを軽く引くなどして戻れるようサポートする。

・アドリブの楽器の音域に被らないようにバッキングする。

などを気をつけています。

つまり

 お互いに気持ちよく演奏できるように意識、配慮すること

なのです

もちろん良いイントロ、アドリブ、アウトロ、が弾けるのは大切ですが

自分が目立つ時にだけ頑張るというのでは

周りからもなんだこいつと思われてしまうでしょう 

これらは、まさに協調性と言えるでしょう。

 

まとめ

以上、”能動性” ”即興性” ”協調性”の3つの点が

ジャズを演奏する際に求められる。大きな要素です。

 

能動性は、誰かの指示に従って動くのではなく

自分がこうしたら周りにより良い影響を与えられると感じて

行動を起こすこと。

 

即興性は、いろんな知識、技術を勉強した上で

それらを直感に落とし込んでいるからこそできること。(暗黙知

 

協調性は、初めて会うタイプの人とも、うまく調和して行動していくため

大切なスキルと言えるでしょう。

 

これらは、ジャズだけでなく仕事や他の趣味でも言えることです

 

特に、仕事や人々の価値観が多様化が進み、人間がAIを介して仕事をさせられる

ことがどんどん広がってゆく中で(ウーバーイーツなどはその典型)

自分の価値を高めていくには特に即興性と、能動性は欠かせないと感じます。

 

感想

 

個人的にはジャズの要素が詰まった勉強を小学校で取り入れるべきだと感じます。

 

ジャズでは日本人が重きを置いている、和の心、すなわち調和の感覚と

自分を表現したり、仲間と気持ちよく演奏していくにはと自分で考え行動する能力

つまり、即興性と能動性の感覚が養われるからです。

また、音楽のコンクールやスポーツの大会にはある、勝ち負けがジャズにはないという

点もとても魅力的で違うから面白いというニュアンスになるのです。

 

最後まで見ていただきありがとうございました。

それではまた!

 

 

 

*1:和音のこと、ビバップ創始者であるチャーリーパーカー 、ディジーガレスピーらによってより拡張された

*2:基本的にピアノ,

ベース,ドラムがここに該当します

*3:伴奏のこと、コンピングともいう

*4:演奏している場所を見失った状態