A LIFE IN JAZZ|一度きりの人生を豊かに過ごす秘訣

音楽の紹介やその雑学、読書、生活知としての哲学、など幅広く書いています。

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初めにジャズを聴く人へ〜有名なジャズの曲5選〜

皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は一度は耳にしたことがあるかも?

そんなジャズの名曲を

5つご紹介していきたいと思います

 

Moanin'(呻き)

一つ目の曲は坂道のアポロンというアニメのシーンで登場したことでも有名な

 Moanin’ です。

和訳で、”うめき”だそうです。最初Mornin’だと思ってました笑

このジャケットの表紙の人物はアート・ブレイキー と言う黒人ドラマーです。

彼は、1955年にデビューした有名な実力派ジャズグループ

ジャズメッセンジャーズを立ち上げたメンバーの一人で

初代リーダー、ホレス・シルバーとその他のメンバーの脱退後

二代目リーダーとして手腕をふるい

主に若手メンバーを起用しました。

彼はリーダーとしてこの先ずっとこのグループの屋台骨を担うことになりますが

この積極的に若手を採用していく当初からのスタイルはずっと変わりませんでした。

また、彼は優秀な人材を見つけ育てるという能力に長けていました。

同バンドで価値を見出され一流ミュージシャンとして活躍した人物はかなりいます。

彼についてはまだまだ、面白いエピソードがあり、

長くなってしまうのでこの辺にしておきます(^◇^;)。 

また、近々彼とジャズメッセンジャーについての記事を書こうと思います。

蛇足:作曲者でありピアニストのボビー・ティモンズのトリオ作品↓

ピアノとドラム、ベースの編成なのでゆったり聴きたい時にオススメ

Moanin'

Moanin'

 
Moanin'

Moanin'

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Someday My Prince Will Come(いつか王子様が)

アメリカ合衆国のポピュラーミュージックの作曲家フランクチャーチル

によって作曲されました。

この曲はその美しい曲調から、多くの著名なジャズミュージシャン

ビル・エヴァンス

デイブ・ブルベック

オスカー・ピーターソン

ウィントン・ケリー

(順不同)

らにカバーされました。

こうしてジャズのスタンダードとしても認知されていったんですね。

他のバージョンも良ければ聞いてみてください↓

 

ウィントン・ケリー版:https://youtu.be/z6Pu350Oy-8

ビル・エヴァンス版:https://youtu.be/5Wd--YgSCfA

オスカー・ピーターソン版:https://youtu.be/kQR63cnk5Y4

 

Someday My Prince Will Come (Stereo Version)

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  • アーティスト: Dave Brubeck;The Dave Brubeck Quartet
  • 出版社/メーカー: Columbia/Legacy
  • 発売日: 2011/05/23
  • メディア: MP3 ダウンロード
  • この商品を含むブログを見る
 
Someday My Prince Will Come, The Complete Sessions

Someday My Prince Will Come, The Complete Sessions

 
Someday My Prince Will Come

Someday My Prince Will Come

 
Someday My Prince Will Come

Someday My Prince Will Come

 

 

Take The A Train(A列車で行こう

いかがでしたか?

 

これはスウィングジャズというタイプのジャズで、ジャズの初期の時代に流行しました

特徴として、アドリブが少なくこと、ダンスに向いていること、などがあります。

さて、少し彼のアドリブ(2分〜)に注目してみましょう

独特な音階をザザッと引いているシーンがありますね

これをホールトーンスケールといいます

(確かクラシックのドピュッシーなども用いていた音階だったと思います。)

とてもシンプルな音階で、少し専門的な言い方をすると、全ての音が全音で上行、下行

します。終わりの感じがしない、独特の浮遊感が生じる音階です。

彼はジャズピアニスト、セロニアス・モンクと並びホールトーンスケールを

好んで用いるプレイヤーとしても有名です。

 

https://www.wtju.net/wp-content/uploads/2017/09/strayhorn.jpg

 デュークエリントン楽団の演奏で有名なこの曲は 

ビリー・ストレイホーン(写真右)の作曲です。

彼はアレンジャー、そして作曲家としても活躍し

楽団のリーダーであるデューク・エリントン(写真左)を支えました。 

Take the

Take the"A" Train (Digitally Remastered)

 
Take the

Take the"a" Train

 

Fly Me To The Moon (私を月に連れ行って)

この曲は1954年にアメリカ合衆国バード・ハワード

によって作曲されました。

原曲は”In Other Word"といい、現在よく知られている4拍子のボサノヴァとはかなり違

ったものだったようです。

のちにジョー・カーネルによってカバーされたものがよく知られている方の曲のようで

す。

1960年代はアポロ計画が盛んに行われていた時期で、人々が月に到達するロマン

を抱いていたこともあり、本曲は時代のテーマ曲のように扱われ大ヒットしま

 

した。

最終的に人類が初めて月に持ち込んだ楽曲としても選ばれたそうです。

日本の人気アニメ、新世紀エヴァンゲリオンのエンディングのテーマ曲

として使われたことがあります。そこで初めて聴いたという方もいらっしゃるのではな

いでしょうか?

 

最後に、日本を代表する歌手として有名な

宇多田ヒカルさんもカバーしていました!

良ければご覧ください。↓


 

 

Fly Me to the Moon

Fly Me to the Moon

 
FLY ME TO THE MOON(YOKO TAKAHASHI Acid Bossa Version)

FLY ME TO THE MOON(YOKO TAKAHASHI Acid Bossa Version)

 
Fly Me To The Moon (In Other Words)

Fly Me To The Moon (In Other Words)

 

 

 Girls From Ipanema(イパネマの娘)

https://www.kadokawa-pictures.jp/rsz/W1/photo/antoniocarlosjobim/acjovin.jpg/w516/

テナーサックス奏者スタン・ゲッツが演奏したことでも有名な本曲は

ボサノヴァ創始者の一人でブラジルのピアニストの 

アントニオ・カルロスジョビン(上写真)

によって1961年に作曲されました。

この動画ではアルステッド・ジルベルトがボーカル 

テナーサックスのスタン・ゲッツがオブリガードとアドリブを担当し

ゲイリーバートンがビブラフォンを演奏しています。

Girl from Ipanema

Girl from Ipanema

 
イパネマの娘/スタン・ゲッツ・ボサ・ノヴァ・イヤーズ

イパネマの娘/スタン・ゲッツ・ボサ・ノヴァ・イヤーズ

 

 

 最後に

みなさん、聴いたことのある曲はありましたか? 

楽しんでもらえたら幸いです。

個人的にはジャズの中にも、アニメ、JーPopにカバーされている曲があることに

少しびっくりです笑。

調べていく中で色んな面白い情報を知ることができ楽しかったです。

最後まで見ていただきありがとうございました。

良ければ、他のブログも見ていただけると嬉しいです。

それではまた!!