第一回、旅の音色シリーズ、フランス編🇫🇷
第一回は”フランス”です。フランスといえばエッフェル塔や凱旋門など歴史的な建造物や有名です。また、カフェの文化やマルシェ、市場といったおしゃれなイメージなど。目を瞑ってフランスの街を歩いているような気分で聞いてもらえるともっと楽しめるかも。
Afternoon In Paris(John Lewis)
作曲者はMJQ(モダンジャズカルテット)のリーダーとしても有名な、ピアニストのジョン・ルイスです。彼は、クラシカルな美しいピアノタッチもさることながら、当時のビバップ期には珍しいクラシック的な構成の曲をとっていたこことでも知られています。
彼については以下の記事で詳しく紹介しています。よければ是非ご覧ください。
heiyou2122123255.hatenablog.com
Champs Élysées(ZAZ)
フランスのシャンソン、ZAZのカバー、元々この曲の原曲は”ウォータールー・ロード”というイギリスの楽曲であり英語だとWaterloo Roadと書きます。ところが、フランスでこの曲が売り出される際にフランス人のピエール・ドレノエがフランス語の歌詞をつけました。なぜ歌詞を差し替えたのか?
実は、イギリスの”Waterloo Road”のままだとWaterlooフランス読みが”ワーテルロー”で、ナポレオン1世率いるフランスがイギリスに負けた”ワーテルローの戦い”を彷彿とさせるので配慮が必要だったのです。意外ですがこういった歴史的な背景で題名と歌詞を変更する必要があったのです。
Parisian Thoroughfare(Bud Powell)
ビバップの申し子、バド・パウエルの作曲で邦題はパリの目抜き通りです。
彼は非常に高いテクニックのピアニストであり、この曲の早いフレーズからも彼が技巧派であったことがうかがえる。彼についてはこちらの記事も参照してもらえると嬉しいです。
heiyou2122123255.hatenablog.com
ビッグバンドバージョンもおすすめ。