昔むかし、このブログでも紹介しましたが、Pythonを用いて趣味で音程のインターバルを当てる小さなプログラムを作ったことがありました。…が、それっきり。仕事でコードを書くわけでもないし、Swift(iOSの開発言語)なんてまったくの未知。それでも「街で休憩できるベンチや椅子を地図にピンして残せたら便利だな」という思いがずっと消えず、ChatGPT-5 を相棒にして2日間の集中チャレンジをやってみました。
結果——動くところまで到達。自分でもびっくりしてます。
2日間でやったこと(ざっくり)
Xcodeの導入からスタート。シミュレータが重い、ランタイム違う、デバイスが出ない…といった“初手ハマり”を突破。
地図(MapKit)表示 → 位置情報の許可 → 現在地へズームを実装。
途中で「名古屋の初期位置に戻される」問題に遭遇 → 位置マネージャを一本化し、初回だけ確実にジャンプするロジックに修正。
長押しでピンを追加(タッチ位置のズレは MapReader で画面座標→緯度経度に変換して解決)。
ピンをタップで編集シートを開くフックを追加(暫定版)。
保存はSwiftDataでローカル永続化。アプリを閉じても消えません。
アプリの詳しい仕様はここでは控えめに。「どんなアプリ?」はコメントでどうぞ。必要なら画面構成やコード断片も載せます。
“奇跡”を起こした相棒:ChatGPT-5(客観データつき)
今回の最大の救いはChatGPT-5の“考える力”と“全部入りの一本化”でした。
OpenAIの公式発表によると、GPT-5は単一の統合システムで、軽い質問には素早く、難しい課題には“思考モード”で深く考えて答えるよう自動で切り替えます。ユーザーが「しっかり考えて」と指示すれば、意図的に思考を深めることも可能(ChatGPTの既定モデルもGPT-5に置き換え)。
性能面の客観的な指標も公表されていて、たとえば:
コーディング系ベンチマーク(SWE-bench Verified など)やマルチモーダル理解(MMMU)でSOTA(最先端)を更新。
事実誤り(ハルシネーション)もGPT-4o比で約45%減、推論使用時はo3比で約80%減といった改善が示されています。
コンテキスト長は最大40万トークン級(API表記上)で、ミニ/ナノ版もラインアップ。用途やコストに合わせて使い分け可能。
利用面ではChatGPTのデフォルトがGPT-5に。Plus/Pro/Team/Freeまで順次ロールアウト、ProではGPT-5 Pro(拡張推論)も。
要するに、「書いてくれるAI」から**“状況を見て段取りを調整してくれる同僚”**に近づいた、というのが今回の実感です。
実際、今回の開発でも——
Xcode設定の行き詰まり → 手順を箇条書きで提示してくれる
コンパイルエラー(“type-checkに時間がかかる”問題)→ 式の分割や小さなView化の処方箋を即提案
MapKitのクセ(長押し位置のズレ)→ MapReader+ジェスチャ合成という具体的な書き換えを提示
位置情報の許可/認可遷移→ 監視フックの置き場所と初回ジャンプの制御を丁寧に修正
「検索で何時間も迷子」だった昔と比べて、“詰まり→復帰”の一往復が圧倒的に短い。
久々のプログラミング再開でも、2日でMVP(最低限動く形)まで持っていけたのは、この“思考と段取りのサポート”が大きかったです。
ゼロからでも作れる時代へ(でも、コツは要る)
AIが強力になったとはいえ、丸投げで勝手に完成…ではありません。
今回あらためて効いたコツをメモしておきます:
目的をはっきり書く:「名古屋で休憩できる場所を地図に残したい」
動く最小構成(MVP)から:現在地ジャンプ/長押しピン/保存、まずはここまで
エラーを“そのままコピペ”で質問:曖昧にせず症状をそのまま渡す
一気に複雑化しない:位置・ピン・保存・編集…と段階的に積む
この段取りにChatGPT-5の推論がのれば、たとえ未知の言語(Swift)でも短期で形になります。
昔つくった小さなインターバル判定アプリの経験は、今思えば「怖がらず触る」ためのウォームアップだったのかもしれません。
おわりに
2日で“動くアプリ”まで到達。
「いつかやりたい」を「今やる」に変えるには、もう専門家である必要はないのだと、身をもって感じました。
この先は、ピンの再編集やUI改善、共有の仕組み(みんなの休憩スポットを集める)にも挑戦していきます。
どんなアプリか、詳しく知りたい方はコメントでどうぞ。
実装の工夫やハマりどころ、必要ならコード断片も載せます。
同じように「久しぶりにコード書いてみようかな」と思っている人の背中を、少しでも押せたらうれしいです。