僕が、ピアノ以外のジャズマンの中で以前ピアノを弾いていた人物として真っ先に取り上げられるのは、アート・ブレイキーです。
事実か逸話かわかりませんが、元々ブレイキーはピアノを弾いていましたがバーにいた別のピアニストの方がピアノが上手かったためその役を取られてしまいます(話によればエロル・ガーナー)そして、他のメンバーにドラムでも叩いていなと言われ、ドラムを始めたそうです。
全くの初心者でしたがトランペッターのディジー・ガレスピーからドラムを習いメキメキ上達していったそうです。(確かWikiに載ってた)
それ以外の人物だとトランペッターのマイルス・デイビスもピアノが弾けたとか
写真を見ていただくとわかるかと思います、後ろにいるのがホレス・シルヴァー、手前がマイルス・デイビスです。ピアニストのホレスシルバーに何かアドバイスをしているようにも見えますね。
さて、なんのアルバムか忘れましたが、マイルスがトランペッターではなくピアノ伴奏をしている曲があったと思うので、その腕は確かだったことでしょう。
他にも、マークレヴィンという方の書いたジャズ理論書、ジャズピアノブックによると
トランペッターのウッディ・ショー、クリフォード・ブラウン、ケニー・ドーハム、フレディ・ハバード、ディジー・ガレスピー、ファッツ・ナヴァロ
テナーサックスのソニー・ロリンズ、ジョー・ヘンダーソン、ハンク・モブレー、コールマン・ホーキンス
アルトサックスのベニー・カーター
ドラマーのマックス・ローチ、ケニー・クラーク、フィリー・ジョー・ジョーンズ
ベーシストのチャーリー・ミンガス、
そして、ジャズボーカルのカーメン・マクレエ
などなど多くのジャズミュージシャンがピアノが弾けるそうです。(これでも一部なのだとか
みなさんがご存知のジャズミュージシャンはいましたでしょうか?
ピアノの他の楽器と大きく異なる点は、音階や和音を視覚的に"見る"ことが可能なところ。
ジャズをジャズたらしめる大きな要因の一つとして"ハーモニーの複雑さ"があります。
その意味で、ピアノはジャズの理論を学ぶのには最適の楽器と言えるかもしれません。