今回はサクソフォン、通称サックスとよばれるジャズの雛形楽器
その楽器の特徴についてご紹介します。
普段、聴いているサックスの音色をもっと楽しめるかもしれません
ぜひ最後までご覧ください
サックスの歴史
サックスは1840年代にベルギーのアドルフ・サックスが発明したものです。
トランペットの元祖は紀元前2000年頃であり、今に近い形になったのは1400年代としても
かなり新しい楽器であることがわかります。開発当初は、彼の目指していたクラシックの世界では中々受け入れられないことが多く、ジャズの方で多く受け入れられることになります。
サックスとは金管楽器の煌びやかな音色と木管楽器の音色のコントロールのし易い楽器の両方を兼ね備えた楽器を目標に考案されました。
そのため、他の木管、金管楽器と比べてかなりコントロールのし易い楽器としても知られています。
音の発音方法とその特徴
サックスは演奏者によってはかなり音色の異なる楽器であり、ジャズにおいて特に顕著です。
また、トランペットが唇を震わせているのにたいして、サックスはリードという木の板を振動させます。
このリードはケーンと呼ばれる植物(日本では葦の一種)を薄く削ってつくられており、個体差のある消耗品です。テナーサックスはこのリードが一枚400円とかする、、高い、、
そして、最も注目すべきは倍音がだせるということ!
ピアノは一つの鍵盤に対して一つの音色しかだしません、
ところが、サックスを含むいくつかの管楽器はチューナーである一つの音だけが鳴っているようでも、複数の音色が鳴っています。
これを倍音と言います。
実は、ジャズの巨人として知られる、テナーサックスのジョン・コルトレーンもこの倍音によって、サックスが単音楽器では無くハーモニーを響かせる楽器であることをセロニアス・モンクから教えてもらったということです。詳しくは以下の記事で
heiyou2122123255.hatenablog.com
感想
確かに、ジャズマンでアドリブの時にものすごい音を吹いていて、なんとなくパワーをかんじるなあと、感じる時があるかとおもいます。もしかしたら意図的に倍音をならしている可能性が高いです。
また、倍音を意識して鳴らす練習をすると普段の音がはっきり、重厚感のある音になるそうです。一般的に単音楽器とみなされているサックスですが、実は奥の深い面白い楽器であることがわかります。
自分も一応サックスを1年半ほどやってきていているので、いずれこう言った技術もみにつけたいなと思います。