クリスマスまでに知っておきたいジャズの名曲
いよいよ12月になり冬の到来を感じる今日この頃。。
少しまだ早いですが、個人的にクリスマス感のあるジャズの曲をいくつかご紹介します。
Apple Musicをお使いの方はプレイリストを用意していますのでよかったらご活用ください。
"Just Friends"
ピアニストのハンクジョーンズのトリオの演奏です。1918年アメリカ合衆国のミシシッピ州に生まれた彼の家族は音楽一家だったようです。彼の兄弟にはドラマーのエルヴィン・ジョーンズ、トランペッターのサド・ジョーンズがいました。エルヴィン・ジョーンズはジョンコルトレーンの黄金のカルテットのメンバーとしても有名ですね。また、ハンクはジャズピアニストの中でも特に親日家としても知られており、PanasonicのCMにも出演したことがあるほどです。
"White Christmas"
クリスマスといえばこの曲を思い浮かべる人もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はこの曲、ジャズのスタンダードとしても知られている曲なので、黒本にも掲載されています。
Vocal入り
"Tell Me A Bedtime Story"
〜子供を寝かしつけるときのおとぎ話〜
曲が始まってすぐ非常に美しい音色のこの曲は1969年ハービー・ハンコックが作曲したものです。彼は1940年にアメリカ合衆国、シカゴ州生まれ7歳からピアノを始めました。11歳でシカゴ交響楽団と共演するなどクラシックピアノの面でも相当の実力を持っていたようです。大学では電気工学と音楽の両方で博士号を取得しました。今ではエレクトロニックピアノが彼の代名詞でもありますが、導入された当時は賛否あり、あのビル・エヴァンスもエレクトロニックピアノに対しては否定的でした。また当時のシンセサイザーは今よりも電気工学の知識が必要とされたようですね。大学で電気系の多くの知識を得ていた彼は気持ち的にもエレクトロニックを容易に受け入れられたのでしょう。
"The Dolphin"
ビル・エヴァンスの演奏、確か彼がエレクトロニックピアノを使った唯一の作品だったような気がします。
この曲はブラジルのリオデジャネイロ出身のピアニスト、ルイス・エサの作曲した曲です。
美しい曲でありますが、曲のコード進行がかなり凝っているので中々難しい曲でもあります。
"Strasbourg St.Denis"
2018年に亡くなられたトランペッターロイ・ハーグローブの作曲です。彼はジャズと現代のヒップホップの融合を試みた人物で、"RHfactor"というグループでも活躍していました。
最後まで見ていただきありがとうございました!