全然古くない〜今聞いてもカッコイイジャズの曲5選〜
ジャズって古くて暗い音楽って思っていませんか?
確かにジャズスタンダード(ジャズの有名な曲)の中には苦味のある曲、今風ではない曲も中に含まれています
しかし、
1920年にニューオリンズで誕生したとされるジャズという音楽は
時代を追うごとに変化し、新しい音楽に影響を与えてきました
(Funk、HipHopなど)そして今も進化し続けています。
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さて、今回は
むしろ新しくない?
と思ってしまうようなジャズの曲を5つ紹介します!
Bright Size Life
ギターを演奏しているのが、パット・メセニー(下写真)です。
この曲は彼のデビューアルバムのタイトルにもなっている曲で1976年ECMから
リリースされました。
彼の紡ぐメロディと和音は、なんというか視界が広がっていく
そんな景色を想起させる曲が多い気がします。
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ここで、私ごとで恐縮なのですが、
私がこの曲を初めて知ったのはジャズを初めて2年目
とあるジャズバーでのセッションでピアノを担当した時のことでした
とりあえず、渡された楽譜通りにコード(和音)を弾いたのですが、
なんだこの曲?!全然ジャズぽくはないけどめちゃくちゃかっこいいやん、、
と感動しながら弾いていたのを今でも鮮明に覚えています。
この曲は、ジャズの名曲としても数えられていますが、AORというジャンルで括られる
場合もあるみたいです。(そのジャズバーで色んな人が言ってた)
A(Adult)O(Oriented)R(Rock)。。。大人向けのロックという意味です。
IntrepidFox
1970年にトランペッターのフレディー・ハバード(下写真)が作曲したもので
彼のリリースしたアルバムRed Clayの中の曲の一つです。
フロントのフレディーハバードはジャズメッセンジャーズに選ばれるほど
の腕前の持ち主で
作曲力も高く、いくつかの曲はスタンダードとして認知されています。
また、テナーサックスのジュニア・クックはホレス・シルバーのバンドの一員として
ハードバップの全盛期を盛り上げました。
何が言いたいかというと
つまり、この二人は1950〜60の頃のビバップやハードバップの時代に活躍した
ゴリゴリのジャズマンということです。
ところが曲調が今まで紹介してきた、ジャズとは一線を画しています。
今時っていう感じではないですが、斬新な曲って感じがします。
Punjab
ジョー・ヘンダーソンが1965年にリリースしたIn’n Outというアルバムの中の曲です。
彼はテナーサックス奏者で、リーダー作のアルバムこそ少ないですが、
など、著名な多くのジャズミュージシャンのサイドマンとして活躍した人です。
地味な印象を持たれがちですが、彼のジェットコースターが上がったり下がったり
するような伸びやかで、高速なアドリブを聞けば
彼のすごさがわかるでしょう
アドリブを聞けば、この人が演奏してるってわかるくらい、実は特徴のある人です。
また、作曲力も素晴らしく”Recorda Me” 、”Inner Urge”などが
スタンダードとして知られています
ちなみに
この”Punjab”はインドの地名だそうで、どことなく古(いにしえ)感のある曲に
感じますね。
Little B’s Poem(Bobby Hucherson)
Little B’s Poemはビブラフォン奏者であるボビー・ハッチャーソン(下写真)が
1966年にブルーノートレーベルからリリースした”Components”というアルバム
の中の一曲になります。
可憐な雰囲気でとても美しい曲ですね。
この曲は当時3歳だった彼の息子”Barry ”に捧げた曲だそうです。
和訳すると、さしあたり 可愛らしいバリーの歌、みたいな意味でしょうか?
そんな父親になれたらかっこいいですね笑
I Stand Alone
これをジャズだと大声でいうのは少し厳しいですが、、
強いていうならば、ジャズの要素の詰まった曲でしょうね。
ジャズと言う音楽は
最新の音楽であるR&B 、HipHopのなかに息づいているのです。
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最後まで見てくださりありがとうございました。
少しでもジャズに関心を持っていただけたら嬉しいです。
それではまた!!